【税込115,280円】Apple製M1チップ搭載MacBookAir購入レビュー!現状最高のパソコン【製品検証】


今回はノートパソコンの中でも知名度抜群のApple社製最新コンピュータ『MacBookAir』を一年越しに購入したので紹介したい。

購入した理由

MacBookAirを購入する前は平成25年製の国産Windowsノートパソコンを使っていた。メモリやSSDは自分で換装出来る物なのでまだ使う事は出来るが、有線LAN端子や光学ディスク装置が備わっているので厚みがあり、更に経年劣化で蓄電池もへたっていた。

コロナ禍からの復興がまだ警戒しつつも始まっており、外出する機会が出てきた事でパソコンに対する不満が大きくなっていた。そこに出てきたのが新型Macだ。驚異的な電池持ちとファンレス設計でありつつ非常に高い処理性能で話題となっており、以前からパソコンが欲しかった身としては是非入手したいという気持ちになり、この機会に遂に購入する事が出来た。

パソコンは携帯電話やタブレットと比較して格段に生産性や作業性が高く、キーボードが装着されている構造上気を抜いて動画視聴するなどの娯楽目的には使いにくいものの、文書作成やメール処理などの仕事では格段に作業し易くなる。携帯から記事更新しようと試みたこともあったが圧倒的なパソコンの快適性には勝てず上手くいかなかった。

更にファン非搭載の為図書館や公共交通機関など人の目を気にする場面でも使いやすい上に、文書作成などの高い処理性能を要求しない作業であれば1日で使い切れない程の省電力性も相まって電源を探す負担を強いられずにあらゆる環境で使用する事が出来る。まさに技術革新と呼べる画期的新製品だ。

購入した機種と性能

今回購入したMacBookAirは令和2年11月に発表されたM1チップ搭載の次世代機種だ。今までの機種はインテル製CPUを搭載していたが、この度自社製CPUに切り替わり大幅に性能と省電力性が向上した。

今回は様々な機種の中からMacBookAirを購入した。MacBookAirの他にはMacBookProやMacMiniも存在するが、MacBookProに搭載されたタッチバーは絶対に使わないし、M1チップの省電力性能が優れているのでMacBookProにしか搭載されていない冷却ファンも不要と判断した。

外に持ち運びたいのでMacMiniは最初から除外したが、安価な機種なので予算に限りのある人にはお勧めだ。またMacBookAirの中でも選択出来る範囲内で最安の構成を選択した。CPUはM1で固定されているが、メモリは8GBで保存容量は256GBを選択すると税込115,280円まで抑えられる。上は20万円以上になるが周辺機器も数え切れない位存在しているので本当にキリが無い。まずMacBookAir本体に全て資金を投じて、後から周辺機器やアクセサリーを買い足していこう。

予算に余裕が無かったのも理由だが、複数の作業を同時に行わなければメモリは8GBでも事足りるので問題無かったと認識している。実際メモリ不足が起因して不便な思いをしたことは重いシミュレーションゲームを遊んでいる時しか無い。しかし、長く使っていくことを考えると妥協しない事を強くお勧めする。自分も次に買い替えるときは16GB以上にするつもりだ。

外観

MacBookAirは2018年に大幅刷新されたがそれ以降はずっと同じデザインを採用している。あらゆるWindowsノートパソコンよりも高い質感を誇っており高級品の印象が強いが満足感も高い。

専用の撮影機材を用意しておらず携帯電話で撮影したので画像が非常に荒いのが申し訳ないが勘弁して頂きたい。近くの家電量販店やアップルストアで直接触れる事が出来るので足を運んでみて欲しい。


11万円の製品としては驚異的な完成度で、アルミの質感が素晴らしく満足感が非常に高い。天板のアップルロゴは光らないが、しっかりとその存在感を主張している。写真の向きで上方向から下方向になると薄くなっていくウェッジデザインが採用されておりどの角度から見ても非常におしゃれだ。

底面部分も手を抜かずお洒落だ。製品情報や認証情報の書かれた表示が貼って有る訳でも無く、銀色のボディが光っている。


MacBookの魅力として語られる事が多いのがトラックパッドだ。操作パッドでの操作性が発展途上でマウス必須なWindowsと異なり、二本指や三本指であらゆる操作が可能なので小さい新幹線の机の様な狭い環境でも作業が出来てしまう。

最新機種の場合、トラックパッドは実際に押し込んでいる様に錯覚させる『タップティックエンジン』が搭載されているので、耐故障性能が大きく向上したが物理的に押し込むことが出来なくなった。しかし全く違和感が無いので特に心配する必要はない。


文字入力する上で極めて重要になってくるのがキーボードの品質だ。エンターキーが小さすぎたり必要なボタンが省略されていると少しづつストレスが積もっていくが、MacBookAirのキーボードは研究に研究を重ね欠点の無い構造に仕上げてきた。

厚みはそれ程厚い訳でも無いので長時間の打鍵には向かないかもしれないが、かつて採用されていたバタフライキーボードよりも厚くなっており指先が痛くなる感触は全く無い。一つ一つのキーが大きく押し間違えも非常に少ない。

また上位機種のMacBookProに搭載されているタッチバーは、ファンクションキーを画面に置き換えて作業効率の向上を図ったものだがまず文書作成には不要な上、手元を見ずに入力するのが出来なくなるので無くても全く不便はしない。というか廃止して欲しい。


今まで使っていたWindowsノートパソコンは右下にCtrlがあった。様々なショートカットキーで使うので必要だったが、Macにおいては同様の操作にコマンドキー(⌘が書かれたもの)を使用する。右側に動いたので慣れることが出来るか不安だったが、すぐに慣れることが出来た。


バタフライキーボードとタッチバーという残念な仕様を採用するなど迷走と捉えられる様な行動を続けていたアップルだったが、利用者の声を積極的に採用し改善を続けてきた。その一つが2019年版MacBookPro16インチから採用された新型キーボードと従来型矢印キーだ。

キーボードは先ほど記述した様に非常に完成度が高いが、バタフライキーボード時代は矢印キーの構造も異なっていた。左右矢印のキーの高さが上下矢印の高さと同じだったので見た目は格好よくなったが手で触って識別することが難しくなり不満の声も上がっていた。

これらの不満は一気に解消された。従来型の製品を常用した経験が無いので詳細には言及しないが全く不便はしていない。不評の多かったMacBookの従来型キーボードは過去の物だ。


側面を確認していく。MacBookと言えば良くも悪くもパソコンとして少なすぎる端子類だ。個人的には持ち運ぶ時間が長いので薄い事は持ち運び易くなり嬉しい事だが、別途外部機器を接続するのにアダプタが必要になった。アマゾンなどで豊富に販売されているので是非買っておこう。

右側面には音声入出力端子がある。イヤホンやマイクを使う上で必須だ。iPhoneでは廃止されたがいまだに現役だ。何気に便利。


左側面にはサンダーボルト/USB-C4.0端子が2個搭載されている。充電やデータ転送にはこの端子を使用する。しかし自分の個体は奥側の端子に20W充電器を接続しても反応しなくなった。それ以上の電圧の充電器を使用していないので故障かは判断出来ない。


そして非常に便利なのが指紋認証だ。TouchIDと呼ばれておりスリープからの復帰や電子決済の時に暗証番号を入力する手間なく素早く認証を突破できる。無いと困るという程の存在では無いが何回も行うスリープからの復帰が爆速になるので便利だ。

まとめ


11万円のMacBookAirを購入するのは簡単では無い。6万円台で実用的なWindowsノートパソコンが購入でき、クロームブックのシェアがMacを上回った現在の状況では尚更だろう。

しかし、非常にきめ細やかな画面と不満のないキーボード、薄くてスタイリッシュな本体は満足感と所有感が高く買ってよかったと心の底から思っている。創作意欲も湧いてくるし、高品質なソフトも動かせる上に使う場所を選ばない。

全ての人が買う必要があるとは思わないが、これからもMacについての記事を大量に更新して、苦手だがパソコンに興味がある人から今までも長時間Macを使ってきた人まで万人にお勧めしていきたい。
都樹れいや

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