Anker PowerCoreFusion 10000実機レビュー!持ち運び時の省力化を強力に支援【製品検証】


最近モバイルバッテリーの調子が悪くなっていた。充電しようと電話とバッテリーを接続すると『充電器は規格に適合していないか古いものを使用しています』と警告文が出るようになり、30分で1割程度しか充電出来ないという非常に不快な環境となっていた。

更に令和3年に入ってからはマックブックエアーを購入しほぼ毎日持ち運んでいるが、現状使用しているものにはUSB-C端子がなくUSB-PDが使用できないのでパソコンの充電には使えない。

元々アップル自社製M1チップを搭載してからは携帯電話並みに電池が持つとはいえ、電源のない環境で使用するには少々心もとなかったりする。

そんな訳で買い替えを検討していたのだが丁度探索中に『これが欲しかった!』となるいい感じの商品がアンカーから販売された。以前動画で前機種を拝見して以来理想の製品と特別視していた『パワーコアヒュージョン』シリーズの最新作だ。

並々ならぬ興味が有ったので3月16日に注文し本日18日に到着した。大容量電池を搭載しているので空路で関東から輸送できなかった様だ。今回は品質や使い勝手など主観的要素を中心に紹介していく。

梱包・所謂『開封の儀』


到着した時は段ボールに入れられていたが取り出すと想像していたよりも小さめなアンカー自社設計の箱が入っていた。うっすらと凹凸がありアンカーを彷彿とさせる様々な模様が入っている。

箱はまず毎日見る物でも無いし、携行バッテリーの場合は電池の劣化で売却するのが難しいので箱をとっておく意義も少ない。しかし気分を上げて所有感を煽ってくれるのでこれもありだと認識している。

箱の厚みはそれなりに有るが付属品が少ないので箱が無駄に大きいわけでは無い。厚みが薄い分体積がでかい製品か、熱くても縦横が小柄な製品かで言えば現状自分は後者だと思う。

開封するとトレー状に内箱が収納されておりここに携行バッテリー本体と付属品が入っている。汚れ防止の為に半透明の袋に入っており傷も汚れも本体に確認できなかった。開封したときの見た目にもしっかり拘っていて信頼できる。

付属品紹介


付属品はアンカー製品としては標準的だが不満を抱かない簡素な物となっている。まず故障時などに利用するアフターサービス用の連絡先が記されたカードがある。そこまで普段は読む物では無い。

取扱説明書も付属しているがページ数も少なく必要最低限だ。色彩もアンカーを意識した水色のアクセントが入っており細かく設計されている印象だ。

取扱説明書は多言語対応している。国内正規品を買ったからといって他の言語と比べて日本語が大きく書かれている訳でも無いが普通に読んで理解できる。

充電ケーブルも付属している。片側が従来からのA型でもう一方がC型となっている。携行バッテリー自体の充電はコンセントからの給電にしか対応していない。

本当はよく利用するUSB-C端子同士のケーブルの方が使い勝手がいいが、コストの兼ね合いの都合でこの方針になったものと思われる。別途自分で都合の良い規格や長さの製品を用意しよう。

専用の携行袋も付いてくる。本体に合わせて正方形型になっており心なしか社名の入ったラベルの色が明るくなった気がする。あとスカスカになった様にも感じる。

本体は袋に覆われているが素手で破って開ける事ができる。大きさについては想像していたよりも大きかったわけでは無いが流石に厚みは大きかった。充電器用のプラグと電池が一体化している分別に充電器を持ち運ばなくてよくなるのでこれでいい。

各部分のつくりや品質についてはさすがというべきか非常に精巧かつ丈夫だった。プラグの稼働部は力を入れないと動かず経年劣化で弱りにくそうな印象だ。

端子は幅広く多くの機種で採用されているUSB-Aと最近の主流端子であるUSB-Cが搭載されている。

USB-Cは最大20Wまでの出力に対応している。携帯電話の充電には十分だがノートパソコンの充電には心許ない。しかし、マックブックエアーであれば急速充電では無いが普通に充電する事ができた。

負荷の掛かるアプリを動作させると電源供給が間に合わなくなるかもしれないが文書作成や動画閲覧程度であれば負荷が少ないので充電できていた。

まとめ

充電器とモバイルバッテリーの両方を持ち運ぶのが普通だったが両方を持ち運んで管理するのは面倒だった。しかし一体化された事でより便利になった。モバイルバッテリーとしては値段が少々お高いが素晴らしい商品だと思う。
都樹れいや

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